横隔膜ヘルニア・縦隔腫瘍・縦隔炎・胸膜炎
横隔膜ヘルニア
横隔膜ヘルニアは、横隔膜の損傷部分や横隔膜裂孔から、臓器がはみ出した状態のことである。
| 原因 Cause |
交通事故等外的要因で横隔膜が損傷したり破裂した場合に起きるものを外傷性ヘルニアと呼ぶ。また、肥満や妊娠を原因とする非外傷性ヘルニアには、食道裂孔ヘルニア、胸膜裂孔ヘルニア、後胸骨裂孔ヘルニアの3種類がある。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
ショック・呼吸困難・嘔吐・吐き気 |
| 治療 Treatment |
ヘルニアの種類や程度によって治療方法は異なる。外傷性ヘルニアや、新生児の横隔膜ヘルニアは手術が必要となる。 |
縦隔腫瘍
縦隔腫瘍は、縦隔に発生する腫瘍である。
| 原因 Cause |
さまざまな疾患を原因として腫瘍が発症する。甲状腺腫瘍、リンパ節腫瘍、胸腺腫瘍、神経腫瘍等で、良性と悪性がある。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
呼吸困難・動悸・胸痛・胸部圧迫・食欲不振・倦怠感・発熱 良性腫瘍では、症状はほとんど出ない。 |
| 治療 Treatment |
悪性の場合は、摘出手術をするか、薬物、放射線治療を行う。良性腫瘍は摘出することでほとんど完治する。 |
縦隔炎
縦隔炎は、左右の肺の間である縦隔に炎症が起きる症状である。
| 原因 Cause |
誤飲や食道がん、胃カメラ等の医療行為時に、食道が損傷して発症する。結核等の感染症が原因となって慢性化することもある。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
ショック・激しい胸痛・高熱・悪寒・咳・呼吸困難・胸部圧迫感・喘鳴 |
| 治療 Treatment |
慢性の場合は、感染症の治療となるが、急性のときは、大量の抗生物質を投与して膿を除去する手術を実施する。 |
胸膜炎(肋膜炎)
胸膜炎(肋膜炎)は、胸膜に炎症が起こる病気である。
| 原因 Cause |
多くは、肺疾患等他の疾患を原因として発症する。肋膜炎は、かつての名称で、主に結核性だった。現在は、がん性のものが増加している。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
胸痛・咳・痰・呼吸困難・激しい動悸・発熱・悪寒・倦怠感 |
| 治療 Treatment |
呼吸困難のときは安静にする等、まず最初に症状の対症治療が行われる。胸水が多いときは針を刺して除去する。 |

