医学用語辞典 〜呼吸器科用語辞典〜

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肺嚢胞・肺気腫・肺水腫・無気肺・気胸・膿胸・縦隔気腫

肺嚢胞

肺嚢胞は、嚢胞という袋状に膨らんだ空間が肺の中にできた状態のことである。

原因
Cause
先天的な肺組織の異常と言われている。
症状
Symptoms
ほとんど自覚症状はないが、嚢胞が肺の半分以上になると息切れが出る。他の病気との合併で、その病気の症状が出ることはある。
治療
Treatment
経過観察のみで十分である。

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肺気腫

肺気腫は、肺胞の壁が破壊されてガス交換機能を失い、慢性の呼吸困難となる病気である。喫煙暦の長い中高年男性に多く発病する。

原因
Cause
喫煙、老化を主な原因とし、他に大気汚染や病原菌、遺伝等が複合して発病すると言われている。肺胞の壁が破壊されるメカニズムは解明されていない。男性の発病率が女性の3倍となっているのが特徴的である。
症状
Symptoms
咳・痰
肺気腫のみの症状はあまり出ない。自覚症状のない病気である。進行すると作業中の呼吸困難が出る。
治療
Treatment
まず第一に禁煙をする。完治の特効薬はなく、進行を止めるために、気管支拡張剤や去痰剤を使う。

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肺水腫・肺うっ血

肺水腫は、肺の毛細血管中の液体成分がにじみ出て肺が水びたしになる症状である。肺うっ血は、肺の還流に障害が起こる症状である。

原因
Cause
肺水腫は、ショックや広範囲の外傷、敗血症等を原因とする。肺うっ血は、狭心症や心臓弁膜症等心臓疾患が主な原因である。
症状
Symptoms
血圧上昇・脈拍増加・胸部圧迫感・不安感・息切れ・呼吸困難・尿量の激減・チアノーゼ、意識障害
治療
Treatment
基礎疾患である、心臓病等の治療が最優先となる。同時に酸素吸入や去痰で呼吸機能を改善する。症状に応じて、強心剤、利尿剤、抗生物質が投与される。

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無気肺

無気肺は、肺の一部や全体の空気が減少したり、全く入らない部分ができる状態である。

原因
Cause
肺や気管支が閉塞、圧迫されるのが原因である。肺繊維症や自然気胸、肺水腫、放射線肺臓炎等で肺が収縮したときや、心臓肥大や大動脈瘤で肺が圧迫されたときに起こる。全身麻酔の手術後の起こることもある。また気管支の内腔が腫瘍や炎症、痰等の異物で閉塞されて、肺胞に空気が入らなくなった場合にも起こる。
症状
Symptoms
咳・痰・胸部圧迫感・胸痛・呼吸困難・発熱
治療
Treatment
第一に、原因となった病気の治療が行われる。気管支が閉塞された場合は、異物を取り除いたり、腫瘍を切除したりする手術を実施する。

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気胸

気胸は、肺の周りの胸膜に穴があき、胸腔内に空気がたまる病気である。自然気胸と外傷性気胸の2種類ある。

原因
Cause
自然気胸は、外的要因なしで起こり、多くは気腫性嚢胞という空気の入った袋が破裂して、肺側胸膜に穴があくのが原因となる。外傷性気胸は、ケガや検査時、治療時等に折れた肋骨が刺さったり、胸膜に穴があいたりといった外的要因を原因とする。
症状
Symptoms
胸痛・呼吸困難・咳・動悸・チアノーゼ、冷や汗
治療
Treatment
気胸が大きいと、胸腔に針を刺したり、チューブを入れて空気を抜く。再発防止のために切除手術をすることもある。気胸が小さい場合は、安静にしていれば穴がふさがることもある。

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膿胸

膿胸は、透明な胸水が、胸腔にたまった膿で濁った状態になることで症状である。

原因
Cause
結核を原因とし、結核性胸膜炎が長引いたときの結核性膿胸が最も多い。胸膜炎が原因となることもある。
症状
Symptoms
胸痛・咳・胸部圧迫感・発熱・呼吸困難・激しい動悸
治療
Treatment
抗生物質の投与で、感染原因の細菌を除去する。胸水の吸引をすることもある。

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縦隔気腫

縦隔気腫は、縦隔の中に空気が漏れた状態である。

原因
Cause
事故による肋骨骨折や、医療行為に気管支を傷つけること等を原因とする外傷性縦隔気腫、肺炎等呼吸器感染症の合併症として発症する症候性縦隔気腫、原因不明だが、激しい咳の発作等を要因とする特発性縦隔気腫の3種類がある。
症状
Symptoms
激しい咳・胸痛・発熱・呼吸困難(小児)
治療
Treatment
特別な治療はなく、安静にしていれば快方に向かうことが多い。気管に損傷がある場合は外科的な治療が必要となる。

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